2021年7月の函館・青森の旅で利用したホテル「JRイン函館」のご紹介です。
新幹線の遅延のために飛行機の便を振替し、初日の目的地 函館に到着したのはすでに午後5時近く。
時間も時間なので何はともあれチェックイン。
今回宿泊したのは、函館駅に直結するJRイン函館。名前からもおわかりのようにJR北海道グループが経営するホテルです。
函館駅からJRイン函館へ
函館駅の背後にニョキっと建つホテルは、駅に到着すれば迷いようがなくたどりつけるホテルです(笑)
私は空港からのバスを降りて向かったので駅の外側(左手)をぐるりと歩きましたが、駅構内からつながっていました。
JRインは北海道内に6件ほど展開されているホテルで、函館は2020年5月にオープンしたばかりの新しいホテルです。客室215室、12階建てとなっています。
函館は二度目ですが、前回訪れた15年前の函館駅前の写真を見ると確かにないっ(笑)
前回も公共交通機関利用でしたが、食事や観光を優先してベイエリアに宿をとった記憶があります。
駅前には、この10数年でリーズナブルなホテルがずいぶんと増えたという印象です。
JRイン函館の宿泊の決め手
じゃらんのクチコミを参考にして、下記の理由から決定しました。
・駅前という立地
・大浴場付
・施設が新しい
・朝食の評判が良い
・客室からの眺めが良い
公共交通機関でもレンタカーでも好立地
前述のようにJR函館駅直結という以外にもすべてにおいて好立地なホテルです。
当初の予定では、函館空港でレンタカーを借りて半日郊外を観光し、駅前で返却という予定でした。翌日は北海道新幹線に乗る予定でしたので、函館駅前に宿をとるのが便利だと考えました。
実際にはレンタカーをキャンセルすることになってしまいましたが、それでも空港からのリムジンバスでのアクセスも完璧!
リムジンバスの到着する駅前のバスターミナルから徒歩1~2分です。
ベイエリアへの観光に便利な路面電車の電停も3分ほど。公共交通機関を利用した観光アクセスも完璧です。
そして、駅前ながら駐車場完備で料金は1日600円だそうです。レンタカーを借りながらの周遊にも安心です。
ホテルのエントランス
JRらしいこのエントランスのインテリアは、ホテルの最大の特徴かも。
”鉄”系な方には垂涎モノ。私、”鉄子”ではありませんけど、旅情をかきたてられます。
エントランス突き当りのエレベーターホール
エントランスの広さやフロントの雰囲気は一般的なビジネスホテルといった感じです。
ホテルの客室
客室からの眺め
客室は函館駅のホームが見下ろせる「トレインビュー」と函館山や朝市が見える「マウンテンビュー」があります。
トレインビューということでしたので期待していましたが、3階で高さが今いち足りない・・・(客室では最下階)
とはいえ、函館駅の終着駅の風景は、私にとっては路面電車の走る町と並んで、ノスタルジックな気分になれるのです。
ちなみにホーム側から見たホテルはこんな感じ。
客室のレイアウトと設備
(天気が良すぎてうまく撮れていませんが・・・)
16平米なので一般的なシングルルームの広さですが、ベッドはシモンズのダブルサイズなのでベッドで室内はいっぱいという感じです。
特徴的なのは洗面台がベッドに隣接した場所にあること。キッチンカウンターのような配置です。
丸い鏡の反対側には函館の風景が描かれています。
窓側にある机の下に、冷蔵庫、ポットや食器類が配置されています。
この他、空気清浄機も設置されています。
シャワールーム、トイレ
洗面台の右がトイレ、後ろがシャワールームになっていてそれぞれ独立しています。
なお、大浴場があるため、客室にバスタブはありません。
アメニティ
部屋には歯ぶらしなど最低限なアメニティのみ置かれ、必要なものはフロント前からチョイスするシステムです。女性用はもちろん、男性用の化粧水などもありました。
そして、このホテルのここがすごい!
貸出まくらを用意するホテルは多々ありますが、この「まくらギャラリー」の充実度がすごいのです。
私は首と肩が重度の凝り性のため、旅先での枕の当たり外れがけっこう深刻な問題なのです。部屋の枕がちょっと高いかなと思ったので、こちらで低め&やわらかめを選んだところぴったりフィット。
自宅で長年愛用しているのと同じメーカー(ロフテー)があったのがラッキーでした。
大浴場とラウンジ
最近のホテル選びの重要項目といってもいいくらい私は大浴場好き♡
残念ながら温泉ではありませんが、十分な広さの浴槽とスペースを兼ね備えています。
※写真はJRイン函館 公式サイトよりお借りしました
最上階の12階、トレインビューにあるので駅の夜景が見下ろせます。(ガラスには目隠しシールが貼られているので完全パノラマというわけにはいきませんが・・・)
コロナ禍のもと、ロッカーの利用制限もあり、利用者は10名以内くらいでしたのでゆったり利用できました。
ダイソンの高級ドライヤー?は初めて使いましたが、デザインはオシャレなんだけどなんだかな~な感じでした。私はやっぱりわかりやすい姿&使い勝手の良い日本製が安心かな。
お風呂上りにゆったりできるスペースも用意されています。
ここがとても素敵な空間(時間帯によってはほぼ貸し切り)
書籍(鉄道関係の小説など)や鉄道小物など眺めるのも楽しいです。
無料のコーヒーサービスもありましたが、お風呂で温まっているのでホットだけでなく冷たいドリンクもあるとよかったかな、と。
夜景がきれいでしたがガラス越しでうまく撮れなかったので、代わりに朝の風景を
新聞も4~5種類用意されていました。
ホテルの朝食
ホテルの朝食は1階にある「函館まるかつ水産」のフロアでいただきました。
新鮮なお魚を採り入れたビュッフェが好評(写真では握り寿司もあるようす)らしいのですごく楽しみにしていたのですが、コロナ禍(私が利用したときは第4~5波への移行期)により朝食はお膳形式となっていました。
これが唯一の残念ポイントでした。
とはいえ、新鮮な海老、イカ、いくらが並んでいたので海鮮丼を作ってみました~
このホテルのご飯(お米)がとてもおいしかったです。
宿泊客の割には会場が空いているなと感じたのですが、ここは歩いて1~2分のところに函館朝市があることから外で食べる人も多いのです。
私は前回朝市で朝食をいただきましたが、あまりリサーチしていなかったせいもあり(今ほどSNSも発達していなくて)ハズレだったので、今回はホテルでいただくことにしました。
がっつり食べたい方は、しっかりリサーチしておいしい海鮮丼を食べに繰り出しましょう。
まとめ
なんといっても立地の良さと眺めの良さが素晴らしいホテルでした。そして、個人的には寝具もよかったです。
今は旅行客も今は少ないせいか、リーズナブルな料金設定もありがたかったです。
また、チェックイン後も荷物を預かっていただき、五稜郭を観光して戻った後、そのまま函館駅から列車に乗って次の目的地へと、行動にまったくムダがありませんでした。
この1年半ほどは、コロナ禍で感染予防のために車移動の旅ばかりしてきましたが、久しぶりに鉄道利用とあわせて、駅直結のホテルを利用しました。
旅の気分がこんなにも変わるというのもちょっと驚きでした。
函館が異国情緒ある港町ということもそれを後押ししてくれたと思いますけどね。