中断したまま1年越しになってしまった2022年夏の山形の旅行記です。
鶴岡市内の史跡(徳川四天王酒井忠次の子孫が治めた庄内藩関連)と出羽三山巡りの宿泊に利用した鶴岡市のスーパーホテルのようすをご紹介します。
「スーパーホテル」について
全国に160店舗以上を構える大手ビジネスホテルチェーンです。
お手頃価格を実現しながら満足度を高めることをモットーとしたホテルで、最近のビジネスホテルの流れである大浴場(一部は温泉)と、地域の名物を盛り込んだ朝食サービスなどで人気を集めています。
スーパーホテル山形・鶴岡
こちらは2018年にオープンしたホテルです。
立地
JR羽越本線 鶴岡駅の北側にあります。駅からは徒歩で10分ほど。
庄内空港からも車で20分だそうです(私は山形空港からなので約3時間・・・)
鶴岡駅周辺の宿泊施設は、ほとんどが駅の南側に集中しています。
北側にあるのはスーパーホテルくらいですが、隣はセブンイレブンという立地です。
国道112号線からも近いので、レンカターなどでの観光アクセスな立地です。
駐車場
敷地内に無料駐車場が約80台ほどあり先着順で利用できます。
※写真は公式サイトよりお借りしました。
(有料ではないため)出入りが自由なのがうれしいところ。
地方都市なので、ご飯を食べられる郊外型の店舗もそこそこ充実していました。
エントランス
フロント
グリーンが特徴的なインテリアです。
フロントのすぐ横には寝具コーナーがあり、先着で枕をチョイスできます。
ラウンジ
朝食会場です。夕方にはこちらでフリードリンクサービスも利用できます。
客室のようす
キーレス入室システム
スーパーホテルの大きな特徴が入室のシステムです。
チェックイン時に渡されるレシートの暗証番号で、客室の入口を解錠します。
大浴場などに採用されているホテルはありますが、客室でははじめてでした。
キーレスということで、紛失の心配もなく、チェックアウト時も手続き不要です。
ベッドまわり
シングルルームのプランを利用しました。
デスクも広く、パソコンや書類を広げるにも十分です。
写真右端の袋は温泉大浴場専用。地域色が出ていていい感じです。
水回り(洗面・トイレなど)
スリッパと同様に「健康イオン」という名のお水。違いはよくわかりませんが・・・
標準的なユニットバスですが、温泉大浴場があるので、こちらのバスタブは使用しませんでした。
アメニティと設備
ポットや冷蔵庫、ドライヤーが収納された棚には扉がなくいたってシンプル
その分、椅子はなかなか座り心地のよい安定したものとなっています。
「ここで靴を脱いでください」のやさしいメッセージ。お掃除の効率化も図れますね。
部屋にはアメニティ類は用意されておらず、歯ブラシやカミソリなどはフロントで選ぶシステムです。
女性向けサービスとして、ホテルオリジナルのアメニティサービスもありました。
使い切りのスキンケアやシャンプー類など5点が選べました。(写真はありません)
先述のフロントの写真にあるように、ルームウェアや枕は必要なものをフロントの横の棚でチョイスするシステムです。
自称”枕オタク”なのですが、記憶に残っていないということは、自分に合う枕に出会えなかったってことかもしれません。
ここまで不満はまったくありませんが、唯一これが不満でした。
部屋からの眺望
眺望は気にしませんが、開けると外から丸見え(低層階のため)、閉めると真っ暗。
シンプルなロールスクリーンでは加減がうまくできません。
気にしなければいいのですが、すぐ横がセブンイレブンということもあり・・・
ホテルオリジナルサービス
ウェルカムバー(フリードリンク)
18:00から21:00の間は、アルコールも含む「飲み放題」という太っ腹なサービスです。
ディスプレイもオシャレですが、お酒の説明の他、カクテルのレシピも充実していました。(ただしビールはありません)
さすが日本酒処の山形県。日本酒の充実っぷりがすごい!!
この他にファミレスにあるようなソフトドリンクのサーバーもあります。
というわけで、こんなに欲張ってしまいました~
正直、左端の紙コップ半分の日本酒だけで一気に酔えました(;'∀')
スーパーホテルの店舗によりアルコール有無が異なるので、予約の際にチェックしてみましょう。
おつまみなどを持ち込んで飲むのもありですが(常識の範囲内で)
この地域特産のブランド枝豆「だだちゃ豆」。夏だけのレアな食材です。
これ買っておつまみにすればよかったと後悔。帰りの空港で見た時、けっこういいお値段したので、これは「買い」だったなぁ。
温泉大浴場
もうひとつのお楽しみが温泉です。
市内から湧き出る「湯の瀬温泉」100%の天然温泉というのがうれしい!
弱アルカリ性の温泉で、美肌効果、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え症などに効果あり。
夜9時過ぎに入りましたが、時期が時期なだけにすいていて広々~
※写真は公式サイトよりお借りしました
混雑状況は部屋のテレビ画面でも確認することができます。
朝食ビュッフェ
はじめてのスーパーホテルでしたので、ホテルの「推し」である焼き立てパンを中心に。
ホテルオリジナルドレッシング(オンラインで購入可能)も用意されていて、野菜もたっぷり摂れました~
これはこれで美味しかったのですが、しかしここは山形。
パンを食べている場合ではないことに気づきました(>_<)
お米を食べなくっちゃです。ということで和食に突入~
ご飯が美味しい~~ いかの塩辛とお漬物でぺろりといけちゃいました。
私はホテルに宿泊した際は、午前8時ころに朝食を利用するのですが、スーパーホテルは8時半がラスト。
一応8時半を過ぎても食事はできましたが、並んでいるお料理は下げられます。
ここはまだいい方で、この後に利用した首都圏のスーパーホテルでは、スタッフさんの「早く片づけたい」オーラがすごくて・・・
朝食8時スタートでは遅いということを肝に銘じておきたいと思います。
夕食は某回転ずし店にて
全国どこに行っても寿司ばかり食べていると思われそうですが、ホントお寿司が大好物なのです♡
ググって調べた結果、地元で評判の回転ずし(実際には板前さんが目の前で握ってくれる)のお店に行きました。
しかし日曜日で地元のファミリーが多く、(お客さんの)回転が超悪い日でした。それはそれで人気の証拠なので良いのですが・・・
入口で名前を書いた時に、人員整理をするオバチャンがテキパキしている風で実は見掛け倒し(笑)。他の人も「どれくらい待ちますか?」と聞いていても「そこに書いてあるの見て」というだけ。他にお店事情もわからないので待つ覚悟を決めたのですが、結局1時間近く待ちました。
私を含めまだ数組が呼ばれてないのに、閉店45分前を切ったところで暖簾は降ろすは、待っている目の前で閉店準備を始める始末。なんだかなぁと思いつつ呼ばれるのを待ちました。
こんなことなら「今日はかなり待ちます。それでもいいですか?」とはっきり言ってもらえれば早々にあきらめもついて、作戦練り直すこともできたのですが・・・
味もコスパもよかっただけにこの接客が残念すぎたので、名前は伏せておきます。
まとめ
「スーパーホテル山形・鶴岡」のここがおすすめ
- ウェルカムバーの品ぞろえが素晴らしい
- 温泉大浴場も清潔で広々
- 朝食もおいしい(山形はお米推し)
- お手頃な料金
- 広い平面駐車場が無料
スーパーホテルのイメージですが、かつては黄色い看板がでかでかと掲げられていて、「安いけどそれなり」「オジサン御用達」という(あくまでも個人的な)イメージで、私の選択肢には入りませんでした。
5年ほど前に地元にオープンした時に、看板がガラリと雰囲気が変わっていて、同じスーパーホテルかとびっくりしました。
実際に宿泊してみて施設も新しく清潔でしたし、なんといってもアルコールを含めたウェルカムバーは最高でした。
女性向けアメニティサービスも、あの黄色い看板のイメージから脱却するためのリブランドが進んでいるなと感じました。
昔のイメージを持っている方も多いと思いますが(実際看板も昔のままのところもありますが)女性にも十分おすすめできるホテルです。