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【札幌の旅】展望抜群!立地はまあまあ!? 札幌プリンスホテル宿泊記

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札幌の旅、ホテル宿泊記です。

2023年1月当時、まだ全国旅行割の恩恵にあずかることができたので、お得に宿泊(朝食付きプランで1万円以下)できた札幌プリンスホテルを利用しました。

雪まつり直前の1月下旬の宿泊記です。

 

プリンスホテルといえば、私のようなバブルをちょっとかすった世代にとっては”憧れ”でありステータスのあるホテルでした。

クリスマスともなれば満室。特に赤坂あたりはすごかった(らしい)。

それと並んで、スキーバブル時代の苗場プリンスもすごかった(らしい)。

そんなイケイケの象徴であるプリンスも、グループ企業の百貨店などが失速して元気のない印象。(はるか昔に百貨店が撤退した地方都市に住む者のイメージですが)

プリンスホテルの今はどうなっているのやら!?も含めての宿泊記です。

 

札幌プリンスホテルについて

円柱のシンボル的タワーは、2004年に竣工。

高さ107メートル、地上28階建てで、客室数は587室の都市型ホテルです。

館内にはレストランやカフェ、会議場、温泉大浴場があります。

宿泊を決めた理由

・駅近の新しいホテルに比べて料金がお手頃

・朝食ビュッフェの評判が良い

・温泉大浴場あり

 

当初の予定は札幌駅前の新しいホテルでしたが、2023年年明けからビジネスホテルのちょっと良いクラスも高騰していまして・・・

雪まつりの高騰は例年のこととしても、このオフシーズンでこの値段ってどういうこと!? 

その中で、プリンスホテルなのにリーズナブルだなと思って決めました。

立地とアクセス

札幌駅からは少し離れた立地。

隣が中央区役所で周辺はオフィス街といった環境。

周囲は飲食店や商業施設は少なめなので、その分静かな環境で過ごしたいという方には良い立地です。

最寄りは地下鉄の「西11丁目」。市電の「中央区役所前」

すすきのや大通公園へは徒歩圏内ですが、15~20分程歩くことなります。

雪道が不安なら路面電車乗っちゃいましょう。私はすすきのへの往来で利用しました。

なお、雪まつりは大通り公園の11丁目から1丁目が会場になるので、徒歩でも行くことのできる絶好のロケーションです。

(それを知らずにわざわざテレビ塔(1丁目)まで地下鉄で行ってしまった私)

 

www.momoyorozu.net

 

空港からのアクセス

空港から主要ホテルに停車する都心行きバスを利用しましたが、終点に近い立地と冬季ということで90分ほどかかりました。

とはいえ、停留所がホテルの前なので空港から何の苦労もなく到着できるのはラク。

もう少し急ぎたい方は空港から札幌駅までJRの快速「エアポート」を利用し、札幌駅とホテル間で運行されている無料シャトルバスの利用がおすすめです。

レンタカー利用の場合は、ホテルの駐車場が利用できます(別途料金)

 

札幌プリンスホテルの施設

フロントとエントランス

ビジネスホテルと違うのは、ホテルマンたちがエントランスに数名いること。

ただ、年齢高めの男性スタッフが多いかな。正直、ちょっととっつきにくそうな雰囲気で、フロントの女性スタッフのほうが、私はいろいろ聞きやすかったです。

1月末、ギリギリお正月のお飾りでした。

吹き抜けと廊下

円形のホテルの中は開放的な吹き抜けになっています。

シースルーエレベーターを見るとバブルを感じるのはなぜ?

エレベーターは上層階専用(私は使いませんでしたが)も用意されています。

客室フロアの廊下は円柱の建物ならではというか・・・ちょっと歩きにくい。

 

客室(スーペリアツインルーム)

アサインされたお部屋は19階。

シングルはないので、ツインのおひとりさま使用。ベッドはシモンズ製です。

21平米の広さは、ひとりなら十分でした。

ルームウェア

セパレートタイプのジャージのような着心地の良さ。

 

ミネラルウォーター(無料サービス)とドライヤー

 

ポットやカップなど

設備的にはビジネスホテルと同程度のものですが、ホテル内にあるカフェ「宮の森珈琲」のドリップコーヒーはうれしい~♡

 

バスルーム

タイル張りのバスルーム。

スキンケアを含むアメニティ類はひととおり部屋に用意されていました。(ビジネスホテルは、フロントでのチョイス形式が増えています。)

個人的には、手を拭くタイプを含めて3種類タオルがあると助かります。

なお、大浴場(有料)を利用する場合は、専用タオル類が用意されています。

 

客室からの眺望

反対側は大通公園側のようですが、私はこの自然豊かな眺望でオッケーでした。

正面に見えるのは藻岩山でしょうか?

夜景はこんな感じでした。

公式サイトではスタンダードが3~12階、スーペリアが14~21階、ロイヤルが22~27階となっています。

スーペリア以上なら高層の建物が隣接していないので眺望にハズレはないと思います。

プリンスタワーのライトアップ

 

温泉大浴場

別料金(おとな1,000円)払ってわざわざ利用したのに・・・これは大失敗。

スタッフさんが常駐していてタオルも貸していただけたり、安全・衛生的には悪くないのですが、浴槽など水回りには施設の老朽化がくっきり。

そこそこの広さもありますが、風情がないというのか・・・これはドーミーインなどに慣れ過ぎたせいかもしれませんけど。

そしてもうひとつ。湯上りに更衣室で身支度していると隣国のグループで来た客(内 子どもが5~6名)が走り回って大はしゃぎ。まだコロナ禍が完全に収束していない時期で、間もなく日付の変わる時間帯ですよ。

やっぱり一定数こういう人たちがいるから「インバウンドがぁ~」と批判したくなります。

まあ、”インバウンド事件”がなくても別料金払ってまでは利用したくないです。

 

朝食ビュッフェ

「もっと北海道朝ごはん」がテーマの朝食。

8時過ぎに行ったら10分ほど待ちました。半分以上が外国人でびっくり。

総じてお行儀の良い方たちばかりだったので救われましたが・・・

ホテル朝食の楽しみ、シェフの作るオムレツもありました。

北海道の朝食の定番 自由に盛り付けできる海鮮丼もありました。


写真は退出する午前9時過ぎのようす

吹き抜けで冬でも暖かく開放的な空間でした。先を急ぐ旅でもないので、ゆっくり1時間以上かけて朝食をいただきました。

 

まとめ

今やインバウンド頼みの集客中心にプリンスホテルの栄華を知っている世代としては、あれから30年・・・とある意味感慨深いものがありました。

こちらのホテルは建て替えられてまだ20年ということですが、ここ10数年で飛ぶ鳥落とす勢いのビジネスホテルチェーンに比べるとやはり古さは否めません。

一方で、客室はしっかりリノベーションされているし、眺望も良いので、数日のホテルステイも悪くないと思います。

札幌駅からは少し離れているものの繁華街や観光スポットへの交通アクセスも充実しています。

何よりもスタッフさんの接客(ホスピタリティ)に関しては、プリンスホテルのクオリティを誇っているんだろうなと思うのでした。

 

しかし、とにかく外国人観光客の多いホテルという印象でした。

雪まつり前だったこともあり、空港も町にも外国人が多い感じはしなかったのですが、ホテルに行ったらびっくり・・・でした。

さらに、大手旅行会社から送られてくるカタログを見ていると国内のツアーにもよく利用されているようです。

個人利用の方は、シーズンや日程で当たり外れがあることを覚悟のうえで。

また、雪まつりのシーズンは私が宿泊した時の3~4倍の料金設定になっていました。

飛行機やホテルは、繁忙期には料金が高くなるというのが当たり前になっています。

休みの取り方を工夫して、混雑を避けお得な料金で旅をすることが快適な旅につながるのかなと思うのでした。