2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も間もなくラスト。
4月に伊豆の国市の大河ドラマ館に行って以来、11月末にようやく「鎌倉大河ドラマ館」におじゃますることができました。
伊豆も鎌倉も大して距離は変わらないのですが、県境を越えての鎌倉市がなかなか遠いのですよ~。首都圏は人も多いし、(自家用車では行きにくいので)公共交通機関を使わないといけないし・・・
といいつつ、タイミングよく全国旅行割を利用しちゃいました。
鎌倉大河ドラマ館について
大河ドラマ館があるのは鎌倉最大の観光スポットである鶴岡八幡宮境内。
鎌倉幕府初代将軍である源頼朝はもちろん、ドラマでも登場した3代将軍 実朝の悲劇の舞台でもあり、大河ドラマ館には絶好のロケーションです。
大河ドラマ館は、三の鳥居をくぐった先の左手。池の向こうに見える 「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」の建物です。
位置関係はこんな感じ(下図は拝殿付近に掲示されているものです)
大河ドラマ館へ入場
社殿に向かう参道の途中、手水舎の手前を左へ。大きな看板が目印です。
入口はこちらではなく、建物の右を奥に進んだ裏側になっています。
1階にチケット売場、この階段を上ると会場入口です。
基本情報
・入場料 おとな1000円
・営業時間 午前9:30~午後5:00(最終入場 午後4:30)
・休館日 無休
・開館期間 2023年1月9日まで
割引について
・障碍者などの割引
・大河ドラマ館入館時のパンフレット提示で、「鎌倉国宝館」「鎌倉文化歴史交流館」に入場可能
最初は(私が行った中では)”過去最高額”の入場料にちょっと驚きましたが、「鎌倉国宝館」の入館料(特別展)が700円なので、そちらもあわせて見学するとしっかり元はとれる内容になっています。
平日に行ったので当日券を購入(カード払いも可能)してすぐに入場できました。
混雑時には入場制限もあるそうなので、事前に時間指定のチケットをオンラインで購入することが推奨されています。
館内の注意事項など
入口を入って検温と手指消毒を行うと、数人単位で進むように案内されます。
5~6名まとまって館内の注意事項などを聞きました。
主な注意事項としては
- 撮影は基本的には可能。(一部の撮影禁止の展示物あり、動画撮影も禁止)
- 館内は飲食禁止(重要文化財の建造物のため)
同時に「鎌倉国宝館」などの施設が入場無料になるリーフレットをいただきました。
この先は、自由に見学となります。
展示ゾーン
北条義時を演じる小栗旬さんの顔が、伊豆の国で見たのと明らかに違う、違い過ぎる!
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デジタルサイネージを使った登場人物紹介
パネルに触れずに(手をかざして)表示する内容を変えられるしくみになっています。
登場人物が多い(言い換えれば”退場”となってしまう人が多すぎる)「鎌倉殿の13人」ならではの演出です。
記念撮影用パネル
この”親子”が揃うのもなかなかレアな画ですね。
パネルもあちこちにありますが、この特等席でも撮影可能です。
やっぱり義時怖っっ。
衣装や小道具の展示
毎年楽しみにしているこのコーナー。
衣装も勇ましいものから雅な衣装まで幅広く、点数も多かったです。
撮影が終了していることもあり、甲冑も撮影で使われた実物。(見学時期によってはレプリカが多いこともあります)
小道具も実際に使われたものです。
上総広常や和田義盛の書状は、壮絶な最期のシーンが思い出されて、うるっとしてしまいます。佐藤浩市さんが演じた書状を書く姿も印象的でした。
この他にも、阿野全成が呪いをかけていたときの人形や鎌倉殿が代々受け継いでいた髑髏(どくろ)も展示されていました。
これは、頼朝と義時の”黒歴史”な小道具が大集結といった様相です。
そして、この衣装の豪華さも大河ならでは。
小池栄子さん演じる 北条政子の衣装。
伊豆の国大河ドラマ館では、まだ田舎の豪族の娘らしい質素な衣装だったのに。
映像コーナー
伊豆の国大河ドラマ館でも人気だったコーナーは、ここでも大盛況。
登場人物のコメントを聞くことができたり、撮影の舞台裏のようすを知ることができて、大河ドラマ館に行かないとみられないレアな映像も盛りだくさん。
隔日で映像が入れ替わりますが、3つ全部見てきました~
ここに来る人たちは大河ドラマ好きな方がほとんどなので、ひとつの映像が終わると席の入れ替えですぐに満席でした。
最後はサインコーナー(撮影禁止)と登場人物の相関図がありました。
予想以上に見ごたえある展示でした。
ここまでの見学で約50分ほどでした。(そのうち映像が25分くらい)
ギフトショップ
1階にはショップがあります。大河ドラマグッズやお菓子などが販売されていました。
近くに有名なお菓子屋さんもありますので、品ぞろえはそこそこかな。
そんな中、横浜銘菓のハーバーの鎌倉殿バージョン「侍ハーバー」をゲット。
最後に建物好き♡としてこちらを付け加えておきます。
大河ドラマ館の建物「鎌倉文華館」について
外側からはあまりピンときませんでしたが、出口のある内側から見たつくりがなるほどな~と感じました。
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムの建築は、1951年に開館した神奈川県立近代美術館の旧鎌倉館を継承したものです。神奈川県立近代美術館は、20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエに師事した建築家・坂倉準三の設計で、日本初の公立近代美術館として開館しました。2016年に同美術館が閉館した後、神奈川県から鶴岡八幡宮に土地の返還と合わせて無償譲渡され、2019年鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムとして開館しました。 2020年に「旧神奈川県立近代美術館」という名称で国の重要文化財に指定されました。(大河ドラマ館公式サイトより引用)
ル・コルビュジエといえば、世界遺産に指定された国立西洋美術館の建築家です。
その流れを汲んだ建物は、大谷石の壁も建物と美しく調和しています。
実際には、この建物の方が国立西洋美術館より先に完成しているそうですよ。
大河ドラマ館を見たあと、歩いて2~3分の国宝館にも行ってみました。(館内撮影禁止)
鎌倉国宝館
鎌倉市内の名だたる寺院の仏像などが一同に見られます。
所要15分ほどあれば一通りさらりと見ることができる規模ですが、見ごたえある内容でした。
周囲の紅葉も真っ盛りできれいでした。
まとめ
ドラマ最終回に間に合った・・・ホッ。
今年は、時代背景もあまりなじみがなく、それに加えて登場人物が多くて若干消化不良を起こしておりますが(苦笑)、やはり大河ドラマ館に行ってみると俳優さんの思いなども聞くことができてドラマが数倍楽しくなりますね。
最終回まで見て、さらに年末の総集編まで見てから大河ドラマ館で”復習”もありかと思います。
そして一足早く、地元に建設中の来年の大河ドラマ館の様子をうかがってきました(笑)
来年は3都市(岡崎、浜松、静岡)に大河ドラマ館が開設されます。
忙しくなりますわ~