「どうする家康」第18回の「真・三方ヶ原合戦」の余韻がまだ冷めやらぬ日々。
直後のタイミングで、”決死の甲冑リレー”で注目される 金荼美具足*(きんだみぐそく)が展示されているというので、さっそく岡崎大河ドラマ館に行ってきました。
注)「金陀美具足」「金荼美具足」いずれも「きんだみぐそく」と読み、久能山東照宮所有の重要文化財は前者、NHK「どうする家康」では後者が使われています。
前回は桜まつりの期間ですごい人出でしたが、平穏を取り戻した様子。
浜松もでしたが、平日の午後一番(13:00~14:00頃)は穴場です。
午後3時を過ぎると団体さんがどーっと押し寄せていました。
平日は武将隊の演武はありませんが、大河ドラマ館入口などでおもてなしに登場しています。
この日の出陣は「酒井忠次」「井伊直政」「榊原康政」でした。
雨の日来館記念証「夏目広次」をゲット
パスポートを提示して入館すると、いつものパンフレットに加えて「雨の日来館記念証」いただきました。
これは雨の日の来場者のみに配布される特別な来館証です。
武将の名前は随時変わりますが、ジャストタイミングすぎるわ~、これ。
詳しい配布条件はこちら
実は私、イベント系には当選しませんが(悲)「来館証」にはご縁があるみたい。
入館した時間はすでに晴れ間が見えていたのですが、「午前中雨でしたから」ということでいただきました。
先日はアンケートに答えたらこちらの来館証セット(6枚組)が当選しました。
期間限定展示「金荼美具足」
お目当ての甲冑は1階のエントランスからすぐの番組紹介コーナーにありました。
金荼(陀)美具足とは、徳川家康が若いころ(史実としては桶狭間での兵糧運び入れ)に着用していたといわれる甲冑。
大河ドラマ「どうする家康」では、今川義元から授かり度々の戦で着用。三方ヶ原の戦いでは、その姿では目立つからと、家臣の夏目広次(吉信)がこの甲冑を着用して敵の中へ飛び込み、討死しました。
余裕で写真も撮れました。
周囲はこれ目当てという感じではなく・・・(浜松市民ほど思い入れはないのかもしれませんね)
お腹のあたりに凹み傷も見えます。”戦の激しさ”がうかがえますね~
夏目広次(吉信)が武田軍に突進していったあの感動的な最期のシーンで着用していたと思うと感慨深いです。
岡崎大河ドラマ館での展示は5月24日までとなります。
その後は、浜松から静岡へと巡回展示される予定となっています。
- 岡崎 5月13日~5月24日
- 浜松 5月27日~6月7日
- 静岡 6月10日~6月21日
地元に来るまで待てない私・・・というわけではありませんが、岡崎大河ドラマ館はパスポートで入場できるので、わざわざ行っちゃいました(^^)v
なお金陀美具足は、地階の「三河武士のやかた」にもありますし、岡崎城からほど近い菅生神社(すごおじんじゃ)にもありました。そして浜松城天守閣にもあります。
まあ、全国各所にレプリカだらけ(笑)
そしてホンモノは久能山東照宮が所有(常設展示はされていないそうです)。
ここしばらくは松潤家康着用の衣装に注目といったところですね。
ここからは前回3月末に行った時からの展示内容の変更点などをまとめました。
岡崎大河ドラマ館内の展示(5月)
衣裳小道具展示
中心にある本多忠勝の衣装は変化なし。
信長の(若かりし頃の赤い)衣装がなくなり、子どもたち(信康、亀姫、五徳)の衣装に変わっていました。
この藁人形は、前回見た時と今回とでは全然印象違います。
夏目広次の最期のシーンで、息絶えた広次の横に転がっていましたね。
「超高級菓子 金平糖(コンフェイト)」も登場
こちらは浜松の遠鉄百貨店(期間限定)でも展示されていました。
この他に「三河武士のやかた」内の展示も期間限定のものがあります。
(撮影禁止が多いのでご注意ください)
4Kシアター
新たに「三河一向一揆」の映像が加わりました。
松山ケンイチさん演じる本多正信との対峙するシーンの振り返りや、ご本人のメッセージもあります。
その映像を見ると、本多正信の帰参が待ち遠しくなります。
ということで、殿着用 金荼美具足のご報告でした。
大河ドラマ館を出た後は城内散策。「雨の日来館証」をもらったのにこのとおり。
季節は桜から新緑に変わりました。
家康像の足元はピンクのツツジが咲いていました。
「お休み処 いちかわ」で徳川家康公パフェを堪能
次に向かったのは「お休み処 いちかわ」さん。
辰巳櫓を東に下った隠居郭(いんきょくるわ)にあります。
岡崎名物の八丁味噌を使ったお食事が名物。前回はみそおでんの定食いただきました。
その時から気になっていたメニューが今回のお目当てです。
平日は良い!午後3時も過ぎると余裕で入店できました。
店内に入ってレジで先に注文&お支払いをするシステムです。
前回見たときは、左の「本多忠勝」か「徳川家康」がいいなと思っていたのですが、何かスペシャルなやつがある・・・
見てきたばかりの金荼美具足の余韻を楽しむべくこちらに。
徳川家康公SP 金陀美パフェ
15分ほど待ってやってきました。
ゴールドキウイにマンゴーアイス、トッピングには金箔ですよ。豪華すぎ~
正直私は、パフェそのものはコスパが良いとは思えないのと、そもそもミルク系が苦手なのでアイスと生クリームを食べ切る自信がなくて食べる機会は少ないのですが・・・
これは食べたい! さっぱり系のフルーツとマンゴーアイスというのがポイントでした。
中は生クリームやスポンジケーキ、コーンフレークなど。黒いのは家紋入りクッキー。
感動したのはメニュー通り、いやそれ以上のボリュームだったこと。
キウイソースもたっぷりですが、キウイは1個丸ごと使っているんじゃないかという量で、甘みと酸味のバランスの良い高品質のものでした。
愛知県グルメは、コメダ珈琲の「逆写真詐欺」に代表されるように、サンプル写真よりボリューミーなんてことが良くありますが、まさにそれ。
(我が家は愛知県に親戚多いんですけど)愛知県の人ってホント気前いいんですよね~
とはいえ、途中で投げ出したくなるような甘ったるさやくどさではありません。
地味にうれしいかったのは、ポットでほうじ茶を提供してくれるので、別でドリンクオーダーしなくても良いし、おなかが冷えすぎる心配もありません(笑)
周りのお客さんのようすをうかがっていると、ほぼ全員がパフェをオーダー。
人気は分散しているようでした(若干、本多忠勝強し!)。
それにしても、あのメニューを見たら「家康+四天王」制覇したくなりますね~
次は本多忠勝かな・・・やっぱり八丁味噌は外せません
お座敷の近くに、さりげなく岡崎を代表する2社の八丁味噌が並んでいましたよ。
甲冑の金陀美具足は期間限定ですが、こちらのパフェは当面提供されるようです。
ちなみにお値段は1542円(税込)は、家康の誕生年にちなんでいるそうです。なんて粋なんだ!!
コテコテの松潤ファンは、ぜひその上をいく「殿潤パフェ」1983円(税込)をどうぞ。