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【どうする家康】関ヶ原古戦場記念館に行ってきた!

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9月15日は「天下分け目の戦」として知られる関ヶ原の戦いが起こった日です。

この日程にあわせてイベントが行われるという中、混雑は避けてその1週間前に関ヶ原にある新設の「古戦場記念館」をゆっくり見学してきました。

 

関ヶ原の戦いとは

いまさら言うまでもありませんが、サクッと。

1600年9月15日(旧暦)、徳川家康率いる東軍と、石田三成率いる西軍(大将は毛利輝元)が、に現在の岐阜県関ヶ原町で対決した戦いです。

決戦は朝8時にスタートし、半日で東軍勝利という決着がつきました。

兵力(東軍約8万、西軍約10万・・・諸説あり)や陣取りとしては西軍優勢でしたが、徳川家康の事前の調略などが功を成したといわれています。

この戦いの勝利により、家康の天下となり徳川幕府を開くことになります。

 

関ヶ原古戦場記念館について

関ヶ原の戦いが行われた周辺は、400年たった今ものどかな田園地帯が広がっていて、出陣した武将たちの陣地跡が史跡として整備されています。

そんな関ヶ原町の中心に2020年10月にオープンした施設です。

立地は町役場の向かい、裏手には「徳川家康最後陣地」があります。

7年ぶりで景色が変わっていましたが、手前の給水塔は変わらず健在。

関ヶ原の合戦に関する資料展示の他、シアターや展望室などが整備されています。

従来、町立歴史民俗資料館がその中心的役割を担っていましたが、戦国武将ブームもあってか、岐阜県が本気とお金を出して!?関ヶ原にミュージアム作っちゃいました。

館長には大河ドラマの監修などでおなじみの静岡大学名誉教授の小和田哲男氏が就任されています。

 

営業案内

【住所】岐阜県不破郡関ヶ原町関ヶ原894-55

【営業時間】9:30〜17:00

【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、12/29~1/3

【入館料】おとな 500円、大学生・高校生 300円、中学生以下 無料

【Webサイト】https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/

 

相互割引・特典など

2023年は大河ドラマ「どうする家康」の大河ドラマ館(岡崎・浜松・静岡)との相互割引があります。

入館したチケットの半券あるいはパスポートを持参するとおとな100円引きとなります。

また、岡崎大河ドラマ館とのコラボ企画の武将印をいただきました。(1600セット限定)

www.momoyorozu.net

 

 

チケット購入について

当日券はこちらの券売機で購入します。(予約優先となっています)

スタッフさんの案内で操作を進めましたが、大河ドラマ館の相互割引きなどがある場合は、カウンターに行って割引チケットをいただいてきてからチケット購入という流れ。

う~ん、それならカウンターで完結するほうが早い気が・・・

またオープン間もないわりにはキャッシュレス対応が遅れている気がしました。

(これについては、先日の海外旅行で身に染みた経験がいろいろありまして・・・)

 

関ヶ原古戦場記念館 館内のようす

エントランス

1階のエントランス部分は無料で見学できます。

現在は「どうする家康」など徳川家康がメインの展示となっています(^^)v

裏手(西回廊)では、先述の武将印をデザインしたイラストレーター 長野剛氏の大きなイラストを見ることができます。

 

ここからは有料エリアの内容のご紹介です。

1階 映像シアター

チケット購入の時にシアター視聴を希望するか聞かれます。この施設の目玉となるアトラクションなのと、これを見ないと入館料のもとがとれないので行くべし!

希望者は入場時間の書かれた札をもらいます。

指定時間少し前にこちらの壁画の前に並びます。

左側には事前予約者、右の列には当日券購入者が並び、事前予約者優先でシアターに向かいます。1回の定員は50人前後といった感じでした。

こちらの壁画にも注目! 徳川家と石田家の家紋と戦をモチーフにしたものです。

 

内部は撮影禁止なので文のみになりますが・・・

長い廊下を歩いて進むと、床面に作られたグラウンドビジョンのあるフロア。

ここで俯瞰的(ドローンに乗った気分で!?)関ヶ原の合戦のようすを眺めます。(7分ほど)

その後、着席できるシアターへ。

音や風、振動などでその場に紛れ込んだような迫力が感じられる体感型シアターになっています。

(あまりテーマパーク系に行かない人間なので)例えが古いかもですが、USJのアトランクションにあったバックドラフトを思い出しました。(火は出ませんのでご安心を)

 

関ヶ原の戦いは流れも結末もわかりきっているものの、描き方や演出の違いで毎回いろいろと楽しませていただいています。(戦なので当事者たちはそれどころじゃないと思いますが・・・)

シアターの視聴時間はトータルで25分ほどとなっています。

その後、エスカレーターで2階へ向かいます。

 

2階 フロアの展示

常設展示コーナーと企画展示コーナーがあります。(いずれも撮影禁止)

常設展示では甲冑や古文書などを中心とした展示となっています。

レプリカが大半ですが、参戦した全国の武将たちの甲冑が再現されているようすは圧巻です。ホンモノに忠実に、資料が少ないものは文書などをもとにイメージしてつくられているそうです。

ホンモノ(原本)のある場所も紹介されているので、気になった展示品を見つけたら「本場」に足を運んでみるために情報収集しておきましょう。

(秀吉の参謀として活躍した)竹中半兵衛は隣町の出身なので、ホンモノの古文書なども展示されています。気になる方はお見逃しなく!

 

企画展示コーナーは年に数回企画内容が変わります。

私が行ったときは「忍者」の最終日でした。

忍者の町として知られる伊賀や甲賀に伝わる忍者の手引書などが展示されていました。

徳川家康が本能寺の変から無事に帰還できたのも伊賀・甲賀の忍者さまたちのおかげですm(__)m

 

共用スペースでは、(ケースに入っていますが)火縄銃や刀剣を体感できます。

 

5階展望フロア

もうひとつの目玉ともいえるのが、360°パノラマとなっている展望フロアです。

史跡としては陣跡が多く残っている関ヶ原ですが、実際に全部まわるのも大変ですし、なかなか全貌をつかみにくいところもありましたが、こういうのが欲しかったんです!

 

真下には「徳川家康最後陣地」

9月末まで限定の芝生アートも見事です。

その奥に見えるのが、石田三成の陣があった笹尾山です。

 

陣地めぐりについての記事はこちらをどうぞ。

www.momoyorozu.net

 

展望フロアの床面に地図があり、スタッフも常駐していて説明もしてくださいます。

ロボット君も巡回していて、各方面の説明をしてくれます(*^^*)

ここまでが関ヶ原古戦場記念館の内容でした。

 

 

 

関ヶ原古戦場記念館へのアクセス

車の場合は、名神高速道路関ヶ原インターから約5分。

JR東海道本線の「関ヶ原」駅からも徒歩10分ほどです。

いずれもアクセスは抜群。

記念館へのアクセスは便利ですが、陣跡も巡りたいという場合は、車やレンタサイクルが必要になります。

※ウォーキングイベントも頻繁に開催されているようすです。

 

駐車場

記念館前に第1駐車場、道路の反対側に第2駐車場、あわせて100台ほどの無料駐車場があります。

日曜日のお昼ごろの到着で、第1駐車場はほぼ満車というタイミングでした。

 

まとめ

見学所要時間

シアターや展示室、展望フロアなどを一通り巡りと60~90分くらいです。

別館にはレストラン&カフェやショップもあり、ここだけで2時間くらいは過ごせます。

時間がなければこの古戦場記念館だけでも良し、時間があればこの後、御贔屓の武将の陣地めぐりというのもありです。

史跡めぐりのマップも用意され、スタッフも常駐しているので情報収集には最適のスポットです。

 

続いては、別館でのお食事についてご紹介です。