2014年2月の冬のスペイン周遊ツアー旅行記です。
クラブツーリズムのツアーに参加。中部国際空港(セントレア)に朝9時過ぎの集合して搭乗までの手続きをします。
ツアー参加の場合の国際線搭乗手続き
添乗員付きツアーの場合、自宅に事前に航空券が届くわけではありません。
ツアーカウンター(セントレアの場合は3階フロアに入って左側。国際線航空会社カウンターの近くにあります)でチケットを受け取り、説明を受けた後は、航空会社のカウンターでのチェックイン、保安検査場、搭乗までほぼ各自で手続きをします。
よほど少人数のツアーでない限り、添乗員さんがお世話してくれませんので。
航空会社カウンター
行列長いから様子を見よう・・・と別の用事を済ましている間にさっきの3倍ぐらいの行列になってました(悲)
名古屋からヨーロッパに行く人なんて、冬だし少ないだろうとナメてました。
この当時、名古屋からヨーロッパへはルフトハンザとフィンランド航空しか便がなく、イタリア、スペイン、フランスなどへの渡航はこれらの便に集中するということを後で知りました。(この後のツアーは、羽田経由にシフトした私)
行列嫌いの私にとって辛抱の限界20分待ちでなんとかチェックイン完了です。
多分この時にこのフロアで両替をした・・・かと。
食事も込み込み、自由行動なしのツアーなので、両替は3万円程度あれば十分。実際のところおみやげもカードを併用すれば、これだけであれば十分でした。
保安検査場
セキュリティチェックを受け、出国審査を済ませます。
チェックインカウンターで並んだほどの待ち時間はありませんでした。
免税店も拡張されたけど、昔のような物欲もあまりないな~
搭乗前にデッキで飛行機見物
ここ最近は、国際線はほぼ羽田御用達ですが、羽田よりセントレアが素晴らしいと思うのが展望デッキの見晴らしの良さです。
国際線国内線ともに絶好の角度で一挙に飛行機が見られるという点では、このセントレアがベストだと思います。
はじめて”通路側”座席をリクエスト
今回は長旅になるので後方通路側をリクエストしました。
実をいうと私は窓側に座らなくっちゃ、飛行機に乗る意味がないとすら思うほど、窓側命の人です。
しかし、長距離おひとりさまだといろいろ心配よね~ということで、悩んだ末にはじめて通路側をリクエストしました。
結論としては、やめときゃよかったよぉぉぉぉ
二度と通路側なんかリクエストするもんかっっっ (その顛末は次の記事にて・・・)
フィンランド航空 NGO-HEL AY80便搭乗
席は2・4・2列。確保した席は後方4列シート右通路側席でした。
このツアーでは、ここまでの間にツアー参加者との顔合わせはありませんでした。
添乗員さんが搭乗口付近や機内で参加者のチェックをしているので多少はわかりましたが・・・
ということで、ヘルシンキまでは完全おひとりさま状態での旅となりました。
かつてニューヨークの後輩を訪ねて、直行便13時間で過ごして以来のおひとりさまの長旅です。まあ、日本人のCAさんもいるようだし、特に心配はないのですが。
機内の設備
機体は古めですが、一応パーソナルモニターがついています。
飛行状況の他に映画・音楽が自由に楽しめるようになっています。
私は映画をじっくり集中して見られないタイプ。詳細はわかりませんが、日系航空会社に比べたら日本語対応も少ないとは思います。
音楽の好みもすご~く偏っているので、好みのものが見つけられず・・・
知っているのはエリック・クラプトンくらいだ(・・;)
結局ケータイにため込んだお気に入りミュージックと、いまだに読破できていない「永遠のゼロ」をお供に9時間近くを過ごしました。
モニターは、地図かこんな感じにして、旅の気分盛り上げます。
フィンランド航空のエコノミー機内食
離陸後1時間半ほどでドリンクサービスです。
ビールにおつまみに、新聞・・・撮影してから気づきましたが、完全なる”おやじ席”になっていました~(爆)
ドリンクサービスから間もなく、1回目の機内食(昼食)がやってきました。
メニューは鶏または豚肉と聞いており、「チキン or ポーク?」と声をかけていたのですが、私の少し前あたりから質問が「ポーク オッケー?」のようなセリフに変わっていました(笑)
後方座席は選択肢ないじゃん。
「豚は食べられない」とか言えば出てくるのだろうけど、イケメンな男性CAさんの笑顔作戦で日本人は押し切られるパターンです(爆)
豚肉は「しゃぶしゃぶ」という名称だったと思いますが、どう考えても「生姜の入っていない生姜焼き風」な食べものでした(笑)
ひじきも添えられて一応「和風味」。味は可もなく不可もなく、といった感じ。
日系航空会社と比べると、品数も彩りも貧相な感じを受けましたが、欧米系はせいぜいこんなもんでしょう。
CAさんの愛想がいいだけ、アメリカ系よりはマシと思いたい・・・
食事の合間は、後方のギャレーにてセルフサービスのドリンクをいただくことができました。スナック類はありません。
通路側座席のメリットはこれだけでした。
退屈なので、体を動かさなくっちゃ、と度々席を立ち、ギャレー近くの小窓から撮影。
ちょっぴり見えた景色はシベリア平原です。
冬のシベリア平原を見たのは2回目です。山崎豊子さんの小説「不毛地帯」を彷彿とさせる風景です。
2回目の機内食は、なんと焼きおにぎりでした。
シンプルですが、大韓航空の「ビビンバ」につぐ「びっくり&ナイスな機内食」でした。お味は、スーパーにある冷凍おにぎりですけど、ね。
フィンランド航空らしく、ペーパーナフキンやカップがマリメッコというのは、なかなか評価できる点です。
が、それ以外はほとんどダメダメ・・・
フィンランド航空に乗った感想
冬のオフシーズンだから2席くらい占領できるかと思っていたら・・・機内はほぼ満席。
まあ、これは仕方ないにしても、機体がボロボロ過ぎ&周囲の人々にムカついたっ。
前のオヤジはフルに座席を倒し、食事になってもCAさんに言われなきゃ戻さないKY。
私の座席はリクライニングが甘くなっていて若干戻る気が・・・と思ったらそれをいいことに後ろのおやじがグイグイ足で押してくるので、倒したはずのリクライニングがいつの間にか戻ってるんです(怒)
「オヤジの挟み撃ち」にあって、ほとんど眠れない約10時間を過ごす羽目になりました。
今までエコノミーに12~13時間搭乗してもさほど苦になったことはありませんが(あの悪名高き米系U社でさえ)、今回はホント、途中で降りたいくらいストレスたまりました。
あっ、これって年のせいもあるのかしらね? まあ、これを教訓にその後は、プレミアムエコノミーを使うようになっちゃいましたけど(^^)v
フィンランド航空の名誉のために捕捉しますが、名古屋発は(どこの航空会社の国際線も)機材が小さくて古いというのが常識でしたが、近年、フィンランド航空は新しい機材を導入しています。
ただ、ツアー運賃ではマイルがたまらない(2014年当時)ので、次はないです。
愚痴も言いたくなる10時間の飛行の末にやっとヘルシンキ到着です。
こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。