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【台湾ひとり旅行記8】日本統治時代の面影残る「金瓜石黄金博物館」 後編

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2018年11月 ANAの特典航空券を利用した台湾ひとり旅の旅行記です。

日本の統治下のもと金の採掘が行われていた金瓜石(きんかせき)鉱山跡を整備した博物館。日本家屋などの並ぶエリアを抜け、自然エリアを経由して進んでいきます。


 

自然歩道のようす

博物館とはいえ広大な敷地を利用した自然公園的な要素もあわせもっています。

坂道や階段が多く、日頃の運動不足の解消になります。旅が「運動」です。

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道は整備されていて問題ないのですが・・・

こういうのはイヤだ~(泣)

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登り切った先に広がる景色がこれ。

軽便鉄道跡

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これは!「スタンド・バイ・ミーごっこ」できるやつだわ~

(ある一定年齢以上の方しか通じないかもしれませんが・・・)

京都の南禅寺近くにある「蹴上(けあげ)インクライン跡」といえばご存じの方も多いかも。

 

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軽便(けいべん)鉄道は簡易的な鉄道で、昔は日本各地にもこのようなものが敷設されていました(私の地元にもその痕跡が今もあります)

トロッコも再現されていて記念撮影する人も

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軽便鉄道の駅舎 

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高倉健さんが現れそうな雰囲気の駅です。 

www.momoyorozu.net

 

メイン展示施設「黄金館」

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正面の近代的な建物が金瓜石鉱山の歴史を紹介する展示博物館になっています。

黄金博物館のキャラクター?

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坑道へのトンネル入口と線路が当時の面影を残しています。

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ここも蹴上(けあげ)にある「ねじりまんぽ」(レンガ造りのトンネル)みたいです。

 

黄金館の通路を進み展示室へ。

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展示室内のようす

展示ルームには、採掘当時の写真、道具、地層の様子などが展示されています。

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インクラインは、日本では黒部ダムや京都の蹴上(琵琶湖疎水)でつかわれた貨物用の傾斜軌道のことです。

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炭鉱や鉱山跡には「お約束」の蝋人形もいます。

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残念ながらここも中国語と英語の案内表示のみ。

音声ガイドもこの館内には説明の聞けるスポットは少なく、さらに電池が足りないのか不調。中国語と英語の案内でテキトーに解釈です(苦笑)

金細工もこの地の名産 という展示?

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これらの金は多分レプリカだと思いますが、なんとホンモノもあります。

220kgの金塊

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手前の数字がこの金塊の時価です。

(2018年当時なので今はもっとすごいことになっているはず 桁が足りるのか!?)

タッチして撮影できるコーナーですが、なかなかの行列。

静岡県(土肥金山)には、これより重いギネスものがあるので執着しません。

横からカメラだけ失礼しま~すm(__)m

売店

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黄金館の建物を出たところにあるギフトショップ。

金を模したグッズがたくさんそろっています。中国系の方は金がお好きなようです。

壓風機

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漢字の読みがいまいちわからないのですが、いわゆる坑内の空気を入れ替える(排気する)でっかい換気扇!?

広場に出るとこんな天気になっていました(-_-;)

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もはや私の晴れ女パワーもここまで!? 

 

ところで、今回行きそびれた箇所が2つあります。

1つは別料金で入場できる坑道跡。(ってか、一番のメインを見てないかもです)

これは通常の入場券で入れるものだと思ってチケットを買いそびれました。

「ねじりまんぽ」に似たレンガのトンネルがその入口だったようです。

 

金瓜石神社

もうひとつは金瓜石神社。ここから登れるはずでしたが・・・

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日本統治時代に造られた神社の跡で、今は柱だけが「神殿」のように残っています。

その写真が荘厳な雰囲気なので実際に見たかったのですが、この先の天気が不安なので断念しました。

 

再び入口に戻りますが、ちょっぴりルートを変え軽便の線路伝いに歩いていきます。

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日本人住宅跡

レールが途切れたところを下ると、日本人の住宅跡があった路地です。

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建物は朽ち果てていますが、塀の一部が残っています。

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日本人たちの生活の足跡を手つかずのまま残した台湾の人々の思いは如何ばかりかと思います。

ただしこのルート、かなり階段がきついので帰りに通るのがオススメ。

 

親切なガイドさんとの遭遇

ひととおり見学を終え、インフォメーションで音声ガイドを返却しつつ、聞きたいこともありました。

カウンターの方たちは簡単な日本語はわかるけれど質問はなかなか理解してもらえません。私がしつこく一生懸命聞くので、その熱心さ!?に日本語ガイド(台湾人です)の方をわざわざ呼んできてくださいました。

団体向けの案内スタッフのようで、私よりちょっと若いアラフォーの女性でしたが、施設の歴史など質問にも丁寧にこたえてくださいました。

そのまま立ち話で30分。お仕事の邪魔ではないかと気になりましたが、日本人との会話も仕事のうち、と。

流ちょうな日本語なので留学経験があると思っていたのですが、日本が大好きで何十回も日本を訪れる中で日本語を覚えられたそうです。

驚くと同時に、私も台湾に来るなら最低限の会話スキルくらいは・・・と反省するばかり。

とても親切なガイドさんと出会い、黄金博物館以外の台湾情報もたくさん教えていただきました。

10年前、台鉄誤乗車末の瑞芳駅で、ボランティアさんにこの黄金博物館を教えていただいたことが今回の旅の目的のひとつになりましたが、こちらのガイドさんのオススメはズバリ「台南」でした~

台南は私も気になっていた場所。これで次の旅の目的地決まりました(^^)v

 

黄金博物館はまだまだ日本人にとっては知名度が低いかもしれませんが、九份からほんの少し足をのばすだけで、自然豊かで、かつ日本人の残した遺構がたくさん残っています。

台湾の方も日本統治時代の歴史を大切にしてくださっていますので、ぜひ多くの日本人にも足を運んでいただきたい場所です。

 

この後は、九份へ向かいます。

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ここが始発。

山を下りる途中に必ず九份を通るので、ここから出るバスに乗れば迷うことなく行かれます。

 

www.momoyorozu.net

 

こちらから旅行記のプロローグとリンク集がご覧いただけます。

www.momoyorozu.net