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【冬のイタリア旅 まとめ③】ツアーでの食事やホテルの紹介と治安について

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2019年2月にJTB旅物語のツアーに参加して行ったイタリア周遊旅の総括です。

今回の記事では、庶民的ツアーの食事内容やホテルなどの設備、そしてイタリアの治安に ついてまとめました。


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イタリアツアーでの食事 

イタリアの食に期待しすぎたばっかりに・・・

イタリアは、食に関してはハズレがないと聞いていたのですが、期待しすぎたせいか正直がっかりでした。

ツアーの価格と料理は比例するのは百も承知でしたが、それにしてもこれはないかな、というのもいくつかありました。

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名物料理といわれた”ミラノ風カツレツ”

見た目からしておいしそうではありません。どうみても 「THE わ・ら・じ」(爆)

付け合わせもとりあえず茹でただけ・・・ニンジン無理だし(←子供かっ)

楽しみにしていたイカスミスパゲッティも茹ですぎでふにゃふにゃでした。

私たちのツアーは20名以下の少人数だったものの、基本的に40名近いツアーと同じ団体を受け入れるレストランに行きました。他のツアーと一緒になれば100人近くにもなります。

ほぼ似たようなルートの庶民ツアー御用達のレストランでは、この類の食事に当たる確率が高いです。

 

食事写真ダイジェスト

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並べてみるとどこぞのファミレスのメニューみたいです(笑)

正直、私はそのサ〇ゼ〇アの方が口に合う・・・と思いましたが(泣)

 

味はまずまずでも、そもそも一皿の量が多いのです。パスタが前菜だったりするとそれだけで満腹。

また、単調な味の一皿を平らげて次の料理なので、サラダばかり・・・、パスタばかり・・・、肉料理ばかり・・・と同じものを一気に食べるのです。

これはスペインのツアーも同様なので、ご当地料理のしきたり!?

2017年に行ったペルーではビュッフェ形式が多かったので、食事は体調によって加減でき、けっこう楽しめたのですが・・・

 

そして何よりも究極は、年齢的な嗜好の変化です。最近めっきり和食派の私。

イタリアは胃が元気な若い時に行くべきでした、と反省(T_T)

 

冒頭から辛辣な感想で申し訳ないのですが、まずいものばかりではありません。

美味しかった食事

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右上は、ピサの斜塔のオプショナルツアーでの夕食。

この時は10名ほどでフィレンツェにある現地ガイドさん(日本人)オススメのレストランへ行きました。鶏肉の煮込みなど手が込んでいて味付けもよかったです。

この他、日本人女性がオーナーというレストランのお食事も日本人の口にあうものでした。

朝食については、ビュッフェ形式ですが(野菜が少ないといわれるヨーロッパでしたが)野菜やフルーツも多めでよかったです。

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ただ、朝から甘いパンが多いのは勘弁でしたが・・・

 

イタリアの食事に美味しさを求めるならば

これは日本国内も同じことがいえますが、イタリア料理がダメなんじゃなくてツアーの料金や人数次第ってことです。

イタリアで美食を求めるならば、

  • ツアーではなく個人手配で行く
  • 食事のつかない(または自由食の割合が多い)ツアーに参加する
  • 美食をテーマにした少人数のツアーに参加する

美味しいものを食べるにはリサーチ力に加え、語学力も必要ですね。

英語圏や漢字の読める中国語圏と比較すると、料理のオーダーに関して、言葉のハードルが高いということは覚悟しておきましょう。(私はムリだ・・・)

 

ツアーのホテルについて

近隣諸国の人々と常にご一緒なホテル事情

こちらもツアー料金に比例していました。

ホテルのランクがそこそこなのは仕方ないものの、ほぼ近隣の国とひとくくりにされていました。レストラン然り。

それは、それらの国の旅行会社が日本人の人気ツアールートをそのままパクって企画・販売している事情からだと知りました。

世界遺産の多い観光国イタリアならではのことかも。

朝食ビュッフェ会場で朝から水筒にお湯をドボドボ注いでいたり、パンをごっそりお持ち帰りしていたり・・・一絡げに東アジア人とみられているんだろうな。

ホテルの設備

●バスルーム

申し込み時、バスタブなしの部屋の可能性があると聞いていましたが、実際には1泊を除きバスタブ付きでした。

これはうれしい誤算。冬なので小さいながらもバスタブはありがたかったです。

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イタリアらしくバスルームのデザインにもこだわりが感じられます。しかし機能的ではない部分は若干ありますが・・・

●アメニティ

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歯ブラシは除き揃っています。

シャンプー類や石鹸はお持ち帰りして、帰国後に旅の余韻を楽しんでいます(苦笑)

 

●ベッドルーム

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部屋もほど良い広さで(ひとりなので広すぎも困ります)ベッドはゆったり。

周遊ツアーは基本”寝るだけ”なので、ホテルに高級は求めません。

 

●ポットと飲み物

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ローマのホテルにはポットとティーバッグが常備されていました。

(北米などでは当たり前の設備でしたが)スペインに行ったときにたまたまなのか、まったくポットがないホテルばかりで、この旅の前に折り畳みポットを買いました。

冬のツアーに参加する場合、私にとってはこれけっこう重要なんです。

 

●Wi-Fiについて

Wi-Fiはすべてのホテルの客室で接続可能だったようです。

というのもが、私はiPadにSIMカードを挿していったので詳細はわかりません。

ヨーロッパ全域で使えるSIMカードでしたが、郊外のホテルでは若干接続環境が悪いところがありました。 

 

●ホテルの立地

今回のツアーでは、自由行動のあるローマを除きすべて郊外でした。

高速のインターのそばなど、とても街歩きできるような雰囲気ではなく、チェックインしたらホテルから一歩も出られませんでした。

一方で、ローマで宿泊したホテル ベストウエスタンホテル プレジデントは地下鉄駅が目の前にあり、コロッセオやテルミニ駅からも徒歩圏内(15~20分ほど)でした。

このホテルは個人で再訪しても利用してもいいレベルでした。

 

何度も言いますが、忙しいツアーでのホテルは基本”寝るだけ”でいいのです(笑)

反対に、航空券とパックのフリーツアーなどではホテルの立地はしっかり考えたほうが良いと思います。

 

イタリアのトイレ事情

公衆トイレという概念がない

公衆トイレがきれいで、コンビニでもトイレが借りられるのは日本くらい。

外出先ではレストランやカフェを利用した時に借りるのがベストです。

私はあまり利用しませんでしたが、観光地では有料というのもあります。

トイレが近いという方は、このあたりが旅の心配事にもなるかと思います。

 

便座がないってどういうこと?

ヨーロッパのトイレは独特な構成で使い方に悩むこともありますが、冬に辛いのが「冷たい便座」問題 これはガマンするしかありません(苦笑)

しかし、今回の旅では、便座があるだけマシということに気づきました(爆)

食事で使用したレストランなどでは便座がないところ(便座を上げたあの状態を想像してみてください)もいくつかありました。最初からついていないのか、ついていたのにどうかしちゃったのか・・・不思議。

中腰で用を足す以外に私は知恵がわきませんでしたけどみんなどうしてるのかしら?

 

トイレットペーパーはお気に入りを持参すべし!

海外のトイレットペーパーはゴワゴワ。

1~2日ならガマンできますが、それ以上は辛い!ということで、私は日々ご愛用の2枚重ねのやわらかいのを2ロールほど持参しました(笑) 

もちろん移動中ではなくてホテル滞在時のみ利用。国によっては流せないので注意ですが、イタリアは大丈夫でした。

そして、なんといっても洗浄便座という近代的な設備は日本ならでは。

ホント、こればかりは海外に行くたびに「ニッポン 素晴らしい」と思います。

 

イタリアの治安

いつでもどこでも緊張感が途切れないイタリア

私はもともとアメリカ好きな上、台湾やカナダ、オーストラリアなど治安が良いと言われる国を中心に行っているので、それに比べると常にスリに警戒しなければいけないヨーロッパは疲れます。

それゆえ、ツアーに頼りたくなるのです。

 

イタリアに到着後、最初の観光に向かうバスの中で、添乗員さんがスリのことについて淡々と話すので「今、そこまで言う?」と辟易しましたが、振り返れば旅の開放感で緊張感を失いそうな日本人に向けて、何度も修羅場を体験してきた添乗員さんが身をもって伝えたかったのだと思います。

その後、ピサの斜塔に向かうオプショナルのツアーでも現地ガイドさん(日本人)が、イタリアのジプシー事情について話してくれました。

これくらい聞いていればある意味”洗脳”されて警戒します。

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ピサの斜塔広場の手前、このあたり要注意です。

団体で歩くときはガイドさんがガイドシレーバー越しに注意を促してくれるので、これはツアーの良さです。

今回ひとり歩きもしましたが、緊張感をもって周囲に注意を払うひとり行動の方が狙われにくいのかなという気がしました。

複数人で行く場合、日本にいるのと同じ感覚で無防備におしゃべりしながら歩いていると狙われやすいので注意が必要です。

また、冬のオフシーズンならではですが、コートの内側にバッグを隠すのも対策になります。

 

ツアーに参加した感想

今回のJTB旅物語でのイタリアツアーは、目まぐるしいイタリア周遊ツアーの中では、スケジュールゆったりめ。

毎日出発は午前8時半頃。観光を半日した後は半日かけて次の都市に移動なので、体力的にはラクでした。風邪をひかなければ(うつされなければ)完璧なはずでした。

みどころもしっかり凝縮されていて、ツアーならではの無駄のないスケジュールだったと思います。

 

ツアー御一行は20名弱。おひとり参加は二人と少なく、前回のペルーとは対称的です。

イタリアリピーターという方もいる一方で、前記事でも述べたように同伴者と隣同士に座りたいと空港のカウンターで添乗員さんにしつこく頼み込んでいたり、ローマ自由行動日のオプション催行がなくなり、ギリギリまで添乗員さんと現地ツアーの調整をしていた方が数名いました。

このツアー自体がリピーター向けのような印象でしたので、フリータイムを持て余すなら全観光&食事つきツアーを選択すればいいのにと正直思いました。

ピサの斜塔に行った時も、斜塔に登りたいというのは当初私ひとり。

「えっ、オプショナルでお金を払って参加しているのになんで?」という気分。

旅に対するテンション?に温度差がありました。

 

今までのツアー(特にクラブツーリズム)では、皆さんツアーを吟味して参加されているのが会話から感じられ、感動する場面も共有できた気がするのですが、なんだか今回は違いました。

年代もそんなに離れているというわけではないのですけどね・・・

 

なんだか愚痴っぽく批判が多い記事になってしまいましたが、あくまでも今までのツアーと比べての感想です。

行く場所や時期によっても変わりますし、どんな方とご一緒するかは運ですね。

次の旅は、また同じような価値観を持った旅好きな方たちと出会えるといいなと思います。

 

イタリア(特にローマ)は私の好きな巨大建造物が多く”好きな町”&”再訪したい町”リストにも入れたいと思います。

www.momoyorozu.net

 

こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。

www.momoyorozu.net