大河ドラマ「どうする家康」は築山殿(瀬名)と嫡男 信康との別れという家康にとって大きなターニングポイントを迎え後半戦へ。
そろそろ浜松編も終わろうとしている今、やっと静岡の大河ドラマ館へ行ってきました。
半年かかって3館制覇しました。この記事は7月上旬の静岡大河ドラマ館のようすです。
静岡大河ドラマ館について
静岡市は徳川家康が幼少時代 今川家の人質として10数年生活した場所です。
また、壮年時代にも江戸幕府を開くまでの数年、そして将軍の座を秀忠に譲って隠居しつつも大きな力をふるっていた大御所時代に暮らした地。トータルすれば人生の3分の1はこの静岡に住んでいました。
静岡市にも大河ドラマ館がオープン。場所は静岡浅間神社の境内です。
写真は修復作業が完了したばかりの楼門(重要文化財)
徳川家康が(今川家人質時代に)元服を行った神社でもあり、家康とのかかわりも大変深い神社です。
一昨年まで「静岡市文化財資料館」だった建物が大河ドラマ館になっています。
「鎌倉殿の13人」の鶴岡八幡宮境内に既存の建物を活用して作られたシチュエーションとよく似ています。
境内の位置関係はこんな感じ
大河ドラマ館は地図左下の黄色で囲った部分です
静岡大河ドラマ館へのアクセス
歴史博物館から無料シャトルバスに乗車
静岡駅から大河ドラマ館まで歩くとけっこうな距離(2kmほど)です。
多くの方は駿府城も見学すると思います。
駿府公園すぐ近くにできた歴史博物館のPRも兼ねてか、大河ドラマ館を結ぶ無料シャトルバスがあるというので利用してみました。
平日は1時間あたり1~2本、休日は2~3本ほど運行されています。(月曜日は運休)
乗車するとご当地出身の落語家 春風亭昇太さんの音声でガイドが流れます。
10分弱でバスは到着。
門前の商店街にバス停があり、こちらの鳥居まで徒歩1分ほど(横断歩道あり)。
過ごしやすい季節ならウォーキングをかねて静岡駅から歩くのも悪くありませんが、夏場はあまりおすすめできません。
この他のアクセス方法
この他に、静岡駅から市街地を周遊する有料の「駿府浪漫バス」が発着しています。
なお、静岡浅間神社には大河ドラマ館用の駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングを利用しましょう。
大河ドラマ館へ入場
大歳御祖(おおとしみおや)神社の鳥居から入ると、1~2分で大河ドラマ館の入口案内があります。
なお、静岡浅間神社というのは境内にある3社の総称で南側は大歳御祖神社、東側は浅間神社・神部神社の鳥居となっています。
入口では松潤家康のパネルがお出迎えです。
基本情報
・入場料 おとな400円(小中高生200円)
・営業時間 午前9:00~午後6:00(最終入場 午後5:30)
・休館日 無休
・開館期間 2024年1月28日まで
割引について
・静岡市内在住者 おとな200円
・浜松、岡崎大河ドラマ館、関ヶ原古戦場記念館の入館券・パスポート提示で100円割引
チケットは当日館内で購入しました。
私は(浜松市民ですが)岡崎大河ドラマ館のパスポートを印籠のように持ち歩いています(笑) 今回もこれで割引が受けられました。
入館するとこちらのリーフレットがいただけます。
これは他の大河ドラマ館などでの割引に利用できるので、巡る予定のある方はしっかり持ち帰りましょう。周辺の史跡を紹介する家康公マップもいただいてきました。
他の大河ドラマ館と同様に基本的に写真撮影はOKですが、動画撮影は禁止。
また4K映像や出演者のサインなど一部撮影禁止エリアがあります。
スロープを進んで2階の展示室へ向かうのですが、正面に松潤じゃなくてなんと!
家康公登場
こっちのほうが嬉しいわ~(笑)
スクリーン映像に見えますが、近くで見ると銅像なんですよ。
駿府公園にあるあの”ザ・家康”な銅像のレプリカで、文化財資料館時代からここに展示されていたものです。数年前にここを訪れた時に見た記憶がよみがえりました。
前面がスクリーンになっていて、この後、松潤家康のオープニングメッセージに切り替わります。
展示ゾーン
「どうする家康」入門編
登場人物紹介
こちらはアナログでした
衣装や小道具の展示
さすがに3館まわってくると、このウサギは飽きたわ~(苦笑)
若かりし頃の家康の衣装は各所に展示してあるので複製品ですが
こちらは静岡(駿府)ならではの展示です。
家康と瀬名の婚礼衣装
今川義元と氏真の衣装
高貴な今川家らしい上質なお衣装です。
これらは他のドラマ館では見られないもの。実際に撮影で使用されたレアものです。
なお、こちらの衣装展示は7月28日までとなっています。
裏方さんのお仕事コーナー
ドラマ館ごとに違うテーマで裏方さんのお仕事を紹介するコーナーもあります。
静岡では人物デザイン(カラー設定やイメージ画など)でした。
家康公が愛したまち 静岡
浜松市民としては静岡や岡崎は、家康の墓所や位牌所があり、それに関連した寺社も現存しているのでうらやましい限りです。
なお、この大河ドラマ館のある静岡浅間神社の本殿はこのように東照宮並みの立派な社殿ですが、この建物は一般参拝では見ることはできません。
4Kシアター(映像コーナー)
各ドラマ館地域にあわせた趣向で楽しめます。
静岡では以下のような内容でした
- 家康と駿府~人質生活の中で彼が得たもの~
- 静岡歴史旅
今川義元を演じた野村萬斎さんも登場していますよ。
2本立てプラス松潤家康のメッセージとなっていて、すべて見ると20分ほどです。
こちらの映像も8月上旬から内容が更新されるそうです。
各ドラマ館にある松潤ファン垂涎のフォトコーナーとサインコーナーもありました。(撮影禁止)
見学所要時間は約40分ほどでした。(そのうち映像が15~20分くらい)
最後はこちらの記念撮影コーナー
まとめ
やっと行ってきました、静岡大河ドラマ館。
料金のわりには内容もしっかりしていてみごたえがありました。
7月下旬からの展示替えを控えている時だったので、お客さんは少なめ。その分ゆっくり見られました。
「二度目の駿府」をテーマにした展示にリニューアルされるので、もう1回行ってみようかなと思います。
私は20年ほど前に2年ほど仕事の関係で静岡市に住んでいたことがありますが、浜松に戻ってくると静岡市ってよほどの用事がないと行かなくなっちゃいました。
車での走りにくさ(道が狭い、渋滞多い)、駐車場の少なさや料金の高さなど観光目的で行こうとするとけっこうこれってネックになるのです。(電車や新幹線では行きたくないので)改善求む!
ちなみに当時住んでいた場所は「瀬名」という地名でした。
当時は徳川家康の歴史にまったく興味なんてなかったので、なんとも思っていませんでしたが、今となれば地名の由来知りたくなっちゃいました。
今回はそんな久しぶりの静岡市。
1泊で久能山東照宮や世界遺産になった三保の松原なども周遊してきましたので、続けてご紹介していきたいと思います。