今年9月30日に開催された「家康公検定」を受験しました。
徳川家康ゆかりの地のみで開催されているローカルな試験ですが、今年はドラマ効果もあって盛り上がったようです。
数年前から知っていたのですが、なかなか勢いがつかず・・・2003年の”家康イヤー”にはじめて受験し、無事合格!
知識も身に付き、記念品ももらえるオトクな試験。気になる方は来年ぜひ!
家康公検定とは
実施要項 「趣旨」より引用
優れた武将であり、大政治家でもある家康公について学び、これからの社会のあるべき姿を考える機会として、本検定を実施します。「家康公検定」受験を通し、共に家康公に学びましょう。
2010年にスタートし、若干名称を変えながら中断も含めて今年で12回目を数えます。
家康公生誕の地 岡崎市ではじまり、愛知県内から静岡県(浜松市、静岡市)に拡大し、今年は新たに山形県鶴岡市と福島県会津若松市にも会場が設けられました。(最大のゆかりの地であるお江戸では開催されていません)
100問の出題をマークシートで解答していく試験です。
毎回テーマが設けられて、それに沿った出題がされます。
歴史オンチが家康公検定を受けるまで
学生時代は、筋金入りの歴史オンチだった私。
歴史を勉強する意味がわからん!と拒否し、地理選択でなんとか逃げ切りましたが、これでも一応文系(苦笑)
社会人になって、歴史はわからなくても(巨大建造物♡)お城巡りは好きでした。
そんな私ですが、ちょっとしたきっかけで、1996年の大河ドラマ「秀吉」から軽くドラマ感覚で視聴するようになってから戦国時代に興味を持ち始めました。
10年ほど前から、地元 浜松市が推すゆるキャラの応援をきっかけに、ゆるキャラもいいけど、リアル家康の足跡をたどることがすっかり趣味になってしまいました。
現在も戦国時代以外は苦手です。戦国時代も徳川周辺だけというかなり偏った知識しか持っていませんが、家康公検定はそれで充分です!
家康公検定の流れ
受験申し込み
2023年の試験日は9月30日。(例年9月中旬から下旬にかけて開催)
申し込みはインターネット、あるいは各所で配布されているリーフレットについている申込書を郵送。FAX送信でも可能となっています。
受験料は 一般 2500円 小中学生 500円です。
7月中旬にたまたま訪れた県内の観光施設に掲示されていたポスターで日程を知り、置いてあったリーフレットをいただいて申し込みました。
受験票と副読本が到着
8月中旬頃、郵送で受験票と副読本が届きました。
全100ページほどのしっかりした副読本には、出題範囲となる家康公の生涯、そしてその後の徳川幕府へ続くプラスアルファの内容となっていました。
一般的な試験では対策用テキストとして1000円くらいで購入させられるようなものが、受験料に含まれています。
今年のテーマは、「家康公と家臣団」~戦乱の世から江戸の平和へ~
まさに大河ドラマ「どうする家康」の内容とドンピシャ。
本を読んで記憶するより、「どうする家康」を見ていたらたいてい歴史上の人物と俳優さんが結びつくのでスッと頭に入ります。
公式サイトには過去問題もすべて掲載されていますので、こちらもざっくりチャレンジしてみるのもありです。繰り返して出題されるものもあります。
受験当日
地元の浜松商工会議所へ。新型コロナのワクチン接種でお邪魔して以来です。
直前に公式サイトを見たらなんと浜松会場「満員御礼」。
3つくらいの会議室を使っていたので200名近くの受験者がいたようです。
年齢層は幅広く、小学生(見た感じでは3~4年生くらい)からシニアまで。
全体的には50~60代が中心といった感じです。
会場の席に着くと、封筒に入った各地のPRチラシの他に、記念品のタオルがおいてありました。
画の関係でタオルを折っていますが、左下の後日いただいた解答集の裏面に書いてある家康のこの格言が書かれています。毎年デザインが変わるそうです。
2500円の受験料で、副読本が届いて、試験を受けて、さらにおみやげ付きとはすごい。
地域活性化の試験という位置づけなのでしょう。すでに元はとれています(笑)
90分の制限時間で100問の問題を解いていきます。
解答は4択で、マークシート形式になっています。
制限時間内ならば試験終了した人から退出も可能でした。
ちなみにタオルに書かれている格言に関連した問題が100問目でした。
私的には、冒頭の世界史(ヨーロッパや中国)関連や徳川幕府が開かれてからの江戸での問題を落としているか、と。
体感的には9割くらいとれているかな~という感じ。
合格発表
試験から約1ヶ月半の10月23日に合格発表(結果の発送)でした。
実際、手元に郵送で届いたのは25日でした。
予想していた9割には届かず、手元に来た結果は85点。オイオイ。
合格者にはカード型の合格証とピンバッジが同封されています。
そして、冊子の中には丁寧な解説書と、参加者の分析結果、そして合格者一覧が掲載されています。至れりつくせれの内容でした。
なお、上位成績の方は、表彰式にお招きされるそうです。
家康公検定の感想とまとめ
はじめて「家康公検定」を受けましたが、こんなに楽しいと思える試験ははじめて。
資格試験的なものは追い込まれるように勉強して、インプットが自分自身のキャパを越えるとストレスになりりますが・・・
この検定試験は、家康好きの私にとって、全国各地を訪ね歩き、史跡や寺社で吸収した知識をアウトプットすることのできた試験でした。
昨年7月に訪ねた山形県鶴岡市は、徳川四天王 酒井忠次の子孫が幕末まで治めた地。
関ヶ原関連の出題は多かったです。
こちらからも出題されています。
このような機会を与えていただきました関係者の皆様に御礼申し上げます。
盛り上がる戦国ブームにのって、少しずつ規模も拡大していってほしいと思います。
家康公検定は毎年テーマも変わるので、来年もさらに上(目標は90点越え)を目指してチャレンジしてみようかなと思うのでした。